転職

組み込みエンジニアに転職すべき理由とは?需要や将来性について解説!

皆さんは、組み込みエンジニアをご存知でしょうか?

組み込みエンジニアに興味はあるけど、

  • 「組み込みエンジニアの将来性は?」
  • 「組み込みエンジニアの年収は?」
  • 「組み込みエンジニアになるために必要なスキルは?」

と、いろいろ疑問に思っている方は非常に多くいます。

本日は、組み込みエンジニアの将来性、年収、そして転職するべき理由をお伝えしようと思います。

組み込みエンジニアは将来性がある

組み込みエンジニアの需要はとても高いですが、将来性はあるのでしょうか?

結論を申し上げますと、組み込みエンジニアは将来性があり、極めて有望です。

組み込みエンジニアは不可欠な存在

日本はモノづくりの国と言われています。家電製品や自動車まで、多くの製品で、日本はモノづくりブランドを確立してきました。生活に基づくさまざまな新製品を生み出すために、組み込みエンジニアは必要不可欠な存在なのです。

組み込みエンジニアの仕事は多岐に渡ります。新製品の仕様を決定し、ハードウェアとソフトウェアを繋ぐ役割も担います。現代の新製品は、あらゆるセンサーが組み込まれていますが、このセンサーを機能させることも組み込みエンジニアの仕事なのです。

組み込みエンジニアの需要は今後も急速に高まる

近年、センサー需要は高まっています。あらゆる機器にセンサーが取り付けられますが、センサーから情報を収集する機能を作るのは組み込みエンジニアです。

また、AIの普及により、新製品にAIが組み込まれる時代になりました。このAIを機能させるのも、組み込みエンジニアの仕事なのです。昨今では、組み込みAIエンジニアと言われています。

さらに、5G機器も今後増えてくることでしょう。機器を無線に繋げる機能を作るのも、組み込みエンジニアの仕事です。

このように、組み込みエンジニアの仕事は多岐に渡り、今後の需要は急速に高まると考えられています。

組み込みエンジニアに若手が少ない

組み込みエンジニアは不足しています。その中でも、若手の組み込みエンジニアの不足は大問題となっています。20代の組み込みエンジニアは、全体の20%弱と言われています。

大手メーカーでは、組み込みエンジニアの奪い合いが今後起こると予想されています。ライバルが少ない上に、大手メーカーに就職することができ、頭飛びぬけたスキルを持てば、大出世できる職業なのです。

組み込みエンジニアは入れ食い状態なのです。

組み込みエンジニアの年収は高い

組み込みエンジニアの将来性は分かりましたが、年収はどうなのでしょうか?

結論から申し上げますと、組み込みエンジニアの年収は648万円で、他のエンジニアの年収より高いと言われています。早速詳しく見ていきましょう。

使える言語に左右される

組み込みエンジニアの中でも、使用される言語がいくつかあります。Web系エンジニアやアプリ系エンジニアと比べると、選択肢は少ないと言えますが、使える言語によって、年収は大きく変わります。

大きく3つあります。

  • アセンブラ言語
  • C言語
  • Java言語

です。この中で、最も年収が低いのはアセンブラ言語です。

アセンブラ言語の場合約550万円、C言語の場合約660万円と100万円ちかい年収格差が発生しています。

現在の多くの製品開発はC言語またはJava言語とされており、C++言語など使用されています。アセンブラ言語は”古い”言語であるため、人気もなくなっています。

大手メーカーに就職しやすい

組み込みエンジニアの多くは、大手電機メーカー、大手機械メーカーなどに就職することができます。組み込みエンジニアの主戦場は、産業界や製造業界であることが理由です。一般的に言われるホワイト企業であるため、残業なども他のエンジニアに比べると少ない可能性があります。

組み込みエンジニアに求められるスキルは?

組み込みエンジニアの年収は高いということは、求められるスキルも高いに違いありません。組み込みエンジニアに求められるスキルを詳しく見ていきましょう。

ハードウェアに対する知識が必須

組み込みエンジニアは、ソフトウェアに対する知識だけでなく、ソフトウェアを組み込む対象となるハードウェアに関する知識も必要です。ソフトウェアによって、ハードウェアを動かすため、動かす対象物の知識はとても重要です。

AIや通信技術の知識も求められる

組み込みエンジニアは、今後ますます需要が高まることはお伝えしたとおりですが、当然ながら、AIや無線通信技術(5G/WiFi…)の知識も求められることになるでしょう。IoTの発達により、Web系やアプリ系、クラウドなどの非常に多くの知識を持つことが必要になってくるでしょう。

コミュニケーション能力は高ければ高いほどいい

組み込みエンジニアは多種多様な人と仕事をしなければなりません。モノづくりに携わっている以上、コミュニケーション能力は必須と言えます。製造業における品質は極めて大切であるため、数多くの組み込みエンジニアと仕事を一緒にやります。また、マネジメント業務などにも、コミュニケーション能力は大切であり、この能力は高ければ高いほどいいと言えます。

組み込みエンジニアに転職すべき人

組み込みエンジニアに転職するべき人はどんな人でしょうか?

一般に、業務系から組み込み系への転職は難しいとされています。

これは、多くの理由があるかと思いますが、端的に言うならば、文化が違うからと言えます。この障壁を乗り越えられる人は、組み込みエンジニアに転職するべきです。

地道で細かい作業が得意な人

組み込みエンジニアが携わる仕事や製品は、とても高い品質が求められます。つまり、緻密な設計、完璧なコーディング、不具合を出さないテストをする必要があります。地道で細かい作業が得意な人は、まさに組み込みエンジニアに適任と言えます。

モノづくりが好きな人

やはり、組み込みエンジニアの醍醐味は、ソフトウェアでハードウェアを動かすということだと思います。組み込みエンジニアはモノづくりが大好きです。何かモノを動かすために、ソフトウェアを使うからです。組み込みエンジニアに最も必要なことは、モノづくりが好きなことだと断言できます。

まとめ

AIやIoTの発達により、組み込みエンジニアの需要は今後もますます高まることが予想されます。また、スキルの高い組み込みエンジニアは引く手数多となり、年収が高くなっていくことでしょう。

しかし、AIやIoTの発達に伴い、求められるスキルは多岐に渡り、一人のエンジニアでは広範囲をカバーしきれないほどとなっています。コミュニケーション能力のある組み込みエンジニアは重宝されます。もちろん、コミュニケーション能力は、知識の上に成り立つものだと思いので、貪欲に新しい技術の知識をつけていってほしいと思います。

組み込みエンジニアは今後はますます不足していく一方、組み込みエンジニアは貴重な待遇を受けることになると思われます。

今、組み込みエンジニアに転職するのはアリだと思います。