- 客先常駐SESで楽しいと思う時ってどんな時?
- 客先常駐に入社することになったけど不安だなぁ
- 客先常駐が向いている人ってどんな人?
今回は、このような悩みに答えていきたいと思います。
本記事のテーマは、
【経験談】私が客先常駐を楽しいと思った瞬間 3選
についてです。
この記事で伝えたいことは、
- 客先常駐で楽しかった瞬間 3選
- 客先常駐が楽しいと思える人の特徴 3つ
- 楽しいかどうかは、案件次第
の3つです。
記事の著者である私は、組み込み系エンジニア歴10年以上の経験あり。
現在は大手電機メーカーで、組み込み系ソフトウェア製品開発やIoT・Web系の試作開発に従事しています。
過去には、大学中退、引きこもり、客先常駐(SES)勤務もしたことがあります。
そんなダメダメな私を変えてくれた、「プログラミング」と「転職」について、ブログで発信しています。
この記事を読むことで、客先常駐の働き方に悩みがある人、楽しさが分からない人の不安が少しでも解消される人が少しでもいるなら嬉しいです。
私は客先常駐SESで6年ほど仕事をしていた時期もあります。
体験記事はこちらを参考にしてください。
それでは早速、【経験談】私が客先常駐を楽しいと思った瞬間 3選について解説していきます。
客先常駐で楽しかった瞬間とは?
筆者は以下の瞬間が楽しかったと思えた時でした。
それぞれ具体的に解説していきますね。
楽しかった時①:別の協力会社の人と仲良くなった時
客先常駐SEは、客先に赴いて仕事をするわけですが、客先には他の協力会社(客先常駐SE)がたくさんいます。
他の客先常駐SEの方と一緒に仕事をすることも普通にあります。
むしろ、他の客先常駐SEと一緒の作業することのほうが全然多いですね。
そのため、客先常駐SE同士で気が合えば、仲良くなることもあります。
客先常駐SE同士は、お客様に対する愚痴や悩み、不満を共有することができますので、なおさら仲が良くなるきっかけはあります。
仲良くなった結果として、
のようなメリットもあります。
特に「分からないことを聞きやすい」というメリットは大きかったです。
あまりにも些細な事や一度聞いたことって客先には聞きにくいんですよね。
しかし、同じ客先常駐SE同士であれば、評価が下がることもないでしょうから、気軽に聞けるんですよね。
また、他の客先常駐企業がどのような社内規則や業績なんかも分かることがあります。
これは結構仲良くならないと厳しいですが、私の場合は、年収もお互いに知っている方もいましたね。
ただ、客先常駐企業同士で優劣を決めたところで全くしょうがないので、そういうのだけは止めましょう。
楽しかった時②:単価を大幅に上げてもらった時
客先常駐SEの全ての社員には、単価が設定されています。
この単価は基本的には非公開で、特に他の人の単価を見ることは上級職ではない限りありません。
また、単価にはランクが決まっており、経験年数やスキル・貢献度によって上がっていきます。
特に経験年数は大きいため、最初のうちは最低ランクからスタートすることがほとんどだと思います。
私があるプロジェクトで貢献している最中に、客先から「大幅に単価上げておいたよ」と言われた時は、本当にうれしかったですね。
お客さんに認められたんだという喜びがありましたし、なによりも仕事が楽しくなりました。
ただ、ここに落とし穴がありまして…。
お客さんが単価を上げているのに、自分の給料は全く上がらないという事態が発生し、結果的に自社に大きな不満を抱くきっかけになったんですよね。
「お客さんからは評価されているが、自社からは評価されていない」というふうに思ってしまったのも不思議ではないと思います。
その後、単価をついつい見てしまった時がありました。
そこには単価が大幅に上がっていることは分かったのですが、そもそも単価が最初からめちゃくちゃ低かったんですよね。
自分は他の客先常駐社員の人と同じ分量の仕事をしているのに、自分だけ単価が低いってどういうことだと怒りを覚えた記憶があります。
そのためこの2つには注意しておくべきです。
結果的に、一時的に楽しかったんですが、その後はテンションがかなり下がって、転職するきっかけになったのも事実ですね。(笑)
楽しかった時③:開発の仕事を任された時
3年目ぐらいから設計や開発の仕事を任され始めた時は楽しかったですね。
プレッシャーもありますが、自分が評価されたという嬉しさに伴い、仕事自体も楽しくなっていきました。
これは先ほども言った「単価を大幅に上げてもらった時」と同じ現象ですかね。
設計や開発は、エンジニアとしてレベルアップしているという感覚がありますから、毎日が勉強で大変ですが、エンジニア冥利に尽きるという状況でした。
あと、設計で不具合が出なかった時も楽しいと思える時でしたね。
客先常駐の働き方が楽しいと思う人の特徴 3つ
客先常駐SESの働き方が楽しいと思う人は、以下のいずれかの人だと思います。
これに関しても、1つずつ具体的に解説していきます。
楽しいと思う人①:誰とでも気兼ねなく話ができる人
このようなタイプの人は、客先常駐SESでも全然やっていけるし、むしろSESだからこそ楽しいと感じる人だと思いますね。
大手メーカーでは、
などが入り混じって仕事をします。
そのため、様々な人と話をしなきゃいけないんですね。
そういう意味でも、気兼ねなく話ができるタイプの人は、かなり仕事を楽に進めることができるでしょう。
私が見てきた中でも特に、明るくて物怖じしない系のタイプは、完全に無双状態でした。
楽しいと思う人②:客先常駐という派遣ビジネスに興味がある人
客先常駐ビジネスは、エンジニアに特化した派遣ビジネスです。
自分が将来、幹部になって会社をいかに成長させるかにモチベーションがあるなら全然ありですね。
営業経験にも役に立ちますし、現場の知識も身に付きます。
例えば、
- 単価交渉
- 仕事の割り振り
- メンバーの入れ替え
このようなことは、実際に仕事をしていると頻繁にありますし、現場で対応しなければならないこともあります。
また、客先と直接話せるわけですから、これから求められていくスキル・人材が分かるのも強みになると思います。
ただ、このようなタイプなら、客先常駐企業で営業職として成長していったほうがいいかなぁと思います。
楽しいと思う人③:いろんな製品開発に携わりたい人
客先常駐企業の方針にもよると思いますが、客先常駐企業では、さまざまな製品開発・大手企業の開発に携わることができます。
そのため、いろんな製品開発に携わりたい人にはめちゃくちゃ楽しいんじゃないかなと思います。
客先が変われば、
- プログラム(ソースコード)
- 扱う製品
- 開発プロセス
- 社内の人間関係
- 社風
が全然変わります。
この感覚が楽しいと思える人なら、絶対に向いてます。
ほとんどの人は、かなりしんどいんじゃないかなーと思いますけどね(笑)
ただ、ずっと同じ客先に派遣されっぱなしってこともあるので、ここらへんは運かもしれませんね。
結局、楽しいと思えるかは案件次第かもしれない
客先常駐企業で6年間働いてきましたが、
結局のところ、楽しいと思えるかは案件次第かなと思います。
その時の案件の忙しさ、納期、マネージャー、人間関係によって、やはり違うんじゃないかなと。
私は3社ほど経験しましたが、社風が一番大きかったですね。
自分に合ってる社風だと、生き生きと仕事ができた気がします。
まとめ
まとめです。
私が実際に楽しいと感じた瞬間は、
でした。
そして、客先常駐の働き方が楽しいと思う人の特徴はこちらです。
最後ですが、個人的に、客先常駐SESはさっさと転職するべきだと思っていますけどね…。
こちらの人気記事に詳しく書いていますので、是非読んで頂ければと思います。