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【組込みエンジニア向け】おすすめ書籍ランキング 2022年版 【30選】

初心者猫
  • 組込みエンジニアになりたいけど、オススメの書籍を知りたいなぁ
  • 組込みエンジニアのスキルアップになる書籍はどれかなぁ
  • 組込みエンジニアが読むべき本って何かなぁ

今回は、このような悩みに答えていきたいと思います。

本記事のテーマは、

【組込みエンジニア向け】おすすめ書籍ランキング 2022年版 【30選】

についてです。

この記事では、組込みエンジニアが読むべき書籍・本をランキング形式で30冊紹介します。

記事の著者である私は、組み込み系エンジニア歴10年以上の経験あり。

現在は大手電機メーカーで、組み込み系ソフトウェア製品開発やIoT・Web系の試作開発に従事しています。

私は組込みエンジニア向けの書籍は50冊以上読んできました。

そんな私が決めた【組込みエンジニア向け】おすすめ書籍ランキング 2022年版 【30選】 について解説していきます。

それでは早速、ランキングを発表していきますね。

Contents
  1. 組み込みエンジニアが読むべきおすすめ本・書籍

組み込みエンジニアが読むべきおすすめ本・書籍

【第1位】リーダブルコード

組み込み系というよりは、全てのソフトウェアエンジニア・ITエンジニアにおすすめしたい書籍です。

コーディングができる=プログラマー、ではないということが分かるのではないでしょうか。

海外でも多く読まれており、プログラミング初心者にもオススメします。

変数名や関数名の付け方だけでなく、コメントの書き方も重要視しており、誰にでもわかるようなコードをかけることを念頭に多くのことを教えてくれる教科書的な本です。

この本は多くのソフトウェアエンジニアやプログラマーに影響を与えました。

とにかく世界的に爆売れしましたので、買っておいて損はないでしょう。

【第2位】マイコンのしくみと動かし方

こちらの書籍は、マイコンとは何か?なぜ機器は動くのか?を、電子ポットを例に詳しく解説しています。

著者の企業でも、組み込み系エンジニアは最初にこの本から読み始めることを勧められています。

マイコンの中身や周辺機器の話もあり、ハードウェアを復習するのにもオススメできます。

【第3位】C言語による H8マイコン プログラミング入門

こちらの書籍は、H8マイコンでプログラミングを学べる本です。

H8マイコンだからこそ組み込みの奥深いところまで解説しています。

組み込み系を触ったことがない方にオススメです。

少し古いところもありますが、見えないところでどのようにプログラムが動いてハードウェアにつながっているのかがイメージできるようになります。

【第4位】組み込みエンジニアの教科書

この書籍は、組み込み系エンジニアのための教科書ということで結構レアです。

組み込み系特有のプログラミング手法について詳しく説明しており、開発プロセスから通信プロトコルまで幅広くカバーしています。

組み込みを体系的に学習したい方にオススメです。

【第5位】組込み現場の「C」プログラミング 基礎からわかる徹底入門

本書では、すでにC言語の文法を学習した方を対象に、C言語による組込みプログラミングで品質を上げるために知るべきこと、意識すべきことを解説しています。

かなり具体的な手法を解説しているので、すぐに実践導入できる内容です。

プログラミングはできるけど、組み込み特有のお作法や仕組みがよくわからないという方に向いているかと思います。

経験2~3年目に読んでほしいですね。

【第6位】組込みソフトウェア開発のための構造化モデリング

本書は、組み込みソフトウェアのブロック構成やモジュール構成について理解することができます。

組込みソフトウェア開発で、構造化モデリングまでを考えているとなるとベテランエンジニアの域かなと思います。

要件定義から分析、設計までを構造化して考えるコツを解説しており、最終的に設計手法をモデリングとして捉える技術を身に付きます。

ある程度の経験を積んだエンジニアにオススメです。

【第7位】組込み開発者におけるMISRA-C:2004 C言語利用の高信頼化ガイド

この本は、MISRA-Cのルールについて解説しています。

できれば常に手元に置いておきたいところです。

特に自動車分野に身を置いている組込みエンジニアの方は絶対に知っておかなければならない規則ばかりですので、把握しておいて損はないでしょう。

少し古い著書ではありますが、基本的なコーディングルールは変わっていません。

自動車分野の方なら是非持っておきたい書籍です。

【第8位】C言語ポインタ完全制覇

本書では、初心者~初級者の方が躓きやすいポインタについて重点的に解説している本です。

たかがポインタ、されどポインタという感じで、とんでもないポインタの使い方まで学習することができます。

ポインタを理解することは、C言語を理解するとまで言っても過言ではありませんから、ポインタについて学習するならこの本を絶対にオススメします。

いろんなポインタの使い方がわかるので、読み物としても普通に面白いと思います。

【第9位】組込みI/Oインターフェース基礎講座

本書では、通信インターフェースについて詳しく解説しています。

UART、I2C、SPIがメインで解説しており、組込みソフトウェア開発でよく使う通信インターフェースはこれだけ抑えておけばOKです。

波形レベルで解説していますので、少しでも不安がある方は読んでおくべきだと思います。

オシロスコープでどういう波形が流れているかが分かるようになるので、解析・開発が捗ることは間違いなしです。

【第10位】12ステップで作る組込みOS自作入門

本書は、リアルタイムOSについて自作で開発しようというコンセプトの解説本です。

組込みOSは家電業界では主流になっており、組込みOSの知識は必須です。

自作する12ステップの中で、組込みOSの詳しい解説が非常にためになります。

かなり細かいところまで説明していますので、組込みOSの開発に携わる方には有用ですが、組込みOSを使えれば良いという立場の方であれば特に不要かなと思います。

ただ、組込みOSを解説している本の中ではこれが学び始めには良いかなと思ってます。

【第11位】組み込みソフトウェア開発スタートアップ ITエンジニアのための組み込み技術入門

本書は、広く組み込みソフトウェアについて解説している本です。

また、おすすめする理由として、組込みエンジニアとしてのキャリアについても紹介しているため、組込みエンジニアを目指す人やこの道を進む人は一度読んでおいたほうが良いかと思います。

結構、幅広く説明しているため、2年目~3年目の人には知っている内容も多いので注意が必要です。

初学者や組み込みエンジニアについて知らない人、キャリアについて知りたい人が読むべき本です。

【第12位】組込みソフトウェア開発基礎講座 組込みエンジニア教科書

こちらの本は組込みソフトウェアの技術というよりは、現場における開発プロセスの説明に重点を置いている本です。

CMMIプロセスの解説、オブジェクト指向開発、さらには人間関係の話にも触れているので、実際の現場で開発に困っている方は読んでみてほしい本の1つです。

教科書通りに進まないところではありますが、理想的な形と答えを知っていることは重要です。

組込み開発解説本で、リソース管理について解説している本は限られているので、基礎講座となっていますが、マネジメント経験者にもオススメします。

【第13位】図解組込みマイコンの基礎 C言語でH8マイコンを使いこなす

こちらは組込みソフトウェアの初学者にオススメできる本です。

マイコンの周辺回路について、H8マイコンを題材に説明しています。

漏れなくマイコンの周辺回路について理解しておきたい方は是非読んでおきましょう。

H8マイコンに関する本ではありますが、他のマイコンにも関係するところは多いので、特にマイコンのCPUのこだわりがなければ、初学者にはためになる本だと思います。

【第14位】CPUの創りかた

こちらの本は有名な本なのですが、個人的にはこの順位にしておきました。

初学者にはオススメできないぐらい難しいというところと、かなりハードウェアよりの解説本です。

ただ、組込みエンジニアとして成長していきたいと考えたときには、ハードウェアの知識をどこかでがっつりと勉強しなければならないかと考えています。

デジタルICをメインで解説している本で、電子回路の知識も読破するのに求められます。

初学者にはオススメしていませんが、ソフトウェア知識がついてきてハードウェアもがっつりやっていきたいという方には読んでみて欲しい本です。

【第15位】モダンC言語プログラミング

本書は、近年の開発スタイルにも準じたC言語開発について解説している本です。

最近でも、古い技術や開発スタイルである企業はまだまだ多いのが現状です。

デザインパターン、テスト駆動、リファクタリング、CIなどの組み込みエンジニアがあまり知っていない知識について解説しています。

組込み一本の人には、かなり敬遠される内容ではあるのですが、他の業界の良いところはどんどん取り入れていくべきだと考えています。

最新の開発スタイルがどのようになっているかを知りたい方には是非読んで欲しい本です。

【第16位】リアルタイムOSから出発して 組込みソフトエンジニアを極める

こちらはリアルタイムOSから組込みソフトウェアについて学ぼうという本です。

リアルタイムOSから入るのはどうなのかなと思っていたのですが、時間分割・機能分割などの考え方は重要な要素ですので悪くないなと思いました。

こちらの本だけでは、組込みソフトウェアの醍醐味は解説できていませんので、ハードウェア関係の本をもう一冊読んでおくと良いでしょう。

ただ、リアルタイムOSを使っていない企業もまだまだあります。これが現場感覚だと思うと痛い目を見るでしょう。

情報処理試験ではリアルタイムOS前提の知識が多いので、情報処理試験のサポートにもなるかなと思います。

【第17位】テスト駆動開発による組み込みプログラミング

テスト駆動開発と組込みソフトウェアについて解説している珍しい本です。

テスト駆動開発について知りたい人にオススメです。

アジャイル開発が前提ですので、ほとんどの企業ではまだ使えない知識が多いのかなと思っています。

ただ、再利用性と生産性を上げていきたいチームマネージャーは読んでおいて損はないですね。

【第18位】CとGNU開発ツールによる組み込みシステムプログラミング

オライリー社から出版されている組込みソフトウェア本です。

GNU開発ツールについて解説しているので、知識としてはまぁまぁ古いかなと思います。

ただ、最適化やデバッグ、開発環境についてかなり詳しく解説しています。

知らない人は読んでおいた方が良いですね。

ただ、やはり値段が高いですね。。。中古でどうぞ。

【第19位】組込みエンジニアのための状態遷移設計手法

こちらは組込みエンジニアが状態遷移設計を学ぶための良書です。

状態遷移図、状態遷移表は組込み系では必須のスキルセットだと思います。

MBDも主流になってきていますので、状態遷移設計は漏れなく学習しておきましょう。

Simulinkで解説しているので、使ったことがない人もこちらの本を導入に使うと良いかと思います。

状態遷移設計を使う人は限定的ですので、少し順位を下げています。

ムーア・ミーリについて「?」な人は読みましょう。

【第20位】IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書

こちらはIoTの基本的な教科書の1つです。

組込みエンジニアにとって、IoTについては知っておくべき時かなと思います。

また、将来的にIoTエンジニアを目指したい人にも基本的な知識を付けれる良書です。

特に通信プロトコルやエッジコンピューターなどに関する全体的なIoTシステムについて知らない方は是非。

システム全体の話や重要キーワードを解説してくれるので、手元に置いておくべき本の1つです。

【第21位】実用 組込みOS構築技法―情報通信を支える基礎技術RTOS入門

こちらはリアルタイムOSを構築する方法を解説している本です。

初学者には難しいのでオススメしていませんが、ベテランの方で自作OSを作る人には必須かなと思います。

組込みOSの基礎的な技術から解説しているので、リアルタイムOSってどうやって動作しているのかを知りたいなら読むべきです。

結構難しいので覚悟した方が良いでしょう。

【第22位】リアルタイム組込みOS基礎講座

こちらもリアルタイムOSに関する本です。

体系的に学べるので、手を動かさずに読み物として知識を付けたい方にオススメします。

ただ、誤訳が多く、かなり難解ですので理解が難しい本になってしまっているので注意です。

【第23位】図解入門よくわかる最新組み込みシステムの基本と仕組み

組込みソフトウェア、組込みシステムって何?という方向けに解説された本です。

どのように自分の設計した製品が使われているのかを知りたい方や、これから組込みエンジニアとしてのキャリアを踏み出した方にオススメです。

値段も安いので、ソフトウェアとハードウェアをバランスよく知識を付けたい方は読んでおいて損はなしです。

イラストも豊富で読み物として読破しやすいです。

【第24位】プロセッサを支える技術

組込みソフトウェアというよりかは、CPUに関する解説本です。

組込みエンジニアだとここまで求められることはないのですが、GPUやDSPに関わる方には読んでおいてほしです。

こちらも読み物として非常に面白いです。

ハードウェア寄りですが、知識を付けておきたい方にオススメします。

【第25位】現場がわかる組込みソフトウェア開発

組込みソフトウェア開発におけるチームリーダーについて言及している貴重な本です。

キャリアとして、チームリーダーを目指している方にオススメします。

どのようなチームリーダーがふさわしいか、どのような人がチームリーダーになるのかをここまで解説している本はないと思います。

人のリソースマネジメントを現場レベルで学びたい方は読んでおきましょう。

【第26位】アジャイルサムライ−達人開発者への道

本書は有名な本ですが、組込みエンジニアにもオススメです。

ただ、組込み開発においてアジャイル開発はまだまだ浸透しておらず、アジャイルに関するプロセスやツールは知られていないのが現状です。

今後はアジャイル開発も増えてくると思うので、いまのうちにキャッチアップしておきたい方にオススメです。

組込みに関する知識は特に記述がないですので、開発プロセスの幅を広げておきたいベテランの方は読んでおいても良いでしょう。

【第27位】μITRON準拠TOPPERSの実践活用

Toppersに関する実践的な本です。

Toppersはフリーで提供されているバージョンもあるので、初学者~中級者が個人的に学習するには適しているリアルタイムOSでしょう。

読み手を限定しますが、解説は素晴らしく分かりやすいです。

Toppersを使う予定がある方は実践してみても良いでしょう。

【第28位】Cの絵本 第2版 C言語が好きになる新しい9つの扉

初学者でC言語を学びたい方にオススメです。

初学者の壁である「ポインタ」についても丁寧に解説していますので、C言語の苦手意識がなくなること間違いなしです。

プログラミング初心者はC言語がふさわしいと思っているので、この本はもっと読まれるべきなのではないかと思います。

【第29位】京子のMBD奮戦記-モデルベース開発でクルマ作っちゃった

本書は、モデルベースエンジニアにオススメする本です。

自動車業界ではモデルベース開発が主流になっていますので、組込み系エンジニアもMBDについて知っておくべきだと感じています。

MBDの基本から解説していて、現場レベルの知識も知ることができます。

モデルベースは今後主流になってきます。導入本としてふさわしいと思います。

【第30位】これ1冊でできる!Arduinoではじめる電子工作 超入門

初学者でArduinoから電子工作を学びたい方にオススメです。

組込み系が難しいと感じている方や、IoTに関心がある方はArduinoが適していると思います。

こちらの本は一冊でArduinoについてまんべんなく学ぶことができますし、電子工作にも触れることができます。

Arduinoに興味がある方は是非。

組込みエンジニア向けの記事はこちらです。

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