- 客先常駐がやばい理由
- 客先常駐はやばい会社だらけなのか?
- 客先常駐を避けた方がよい人
客先常駐企業はやばいと聞くけど、どうしてなのかな?
よくネット記事で見かけますよね。
エンジニアで転職を考えている方が、インターネットで情報収集を始めるとほぼ見つける記事というのは、
という記事です。
しかし、「なぜやばいのか」は、あまり知らない方が多いです。
本記事では、
について解説していきます。
エンジニアで転職する会社を迷っているのでしたら、是非記事を読んで下さい。
それでは、「客先常駐企業はやばいのか?」という質問にお答えしようと思います。
客先常駐企業がやばい理由
客先常駐がやばいと言われる理由としては、どうしても下請け企業として働くということに関する問題が関係します。
問題点としましては、以下の3つが挙げられます。
それでは、1つ1つ丁寧に解説していきます。
IT業界の最底辺になりやすい
客先常駐企業は、下請け企業として働くことがほとんどです。
IT業界はピラミッド構造になっているため、下請け企業になればなるほど年収が低くなっていきます。
客先常駐企業は、下請けの下請けというような形でプロジェクトに参画することになりますので、年収は基本的に最底辺と言っても良いでしょう。
また、下請けになればなるほど、手数料を順々にとっている構造であることが、客先常駐企業が敬遠される理由でもあります。
案件の最底辺の仕事をするリスクは非常に高いため、自分がどの立ち位置で仕事をしているかをよく意識する必要があります。
自分がどの立ち位置で仕事をしているかを意識しよう。
転職を考えているのであれば、できるだけ上流工程を任せてもらえるように、スキルアップに励むようにしてください。
この下請け構造は、他業界から見るとかなり異常な状態だと思います。
これが客先常駐がやばいと言われる一番の理由だと感じます。
キャリアアップしにくい
客先常駐では、先ほどもいったように下請けの最底辺の仕事をする可能性は非常に高いと思います。
仕事内容としては、テスト・検査・評価などの仕事は下流工程に位置します。
もちろん、プロ意識をもってテスト・評価をしている方もいます。
しかし、将来性を考えるのであれば、なるべく上流工程である設計や開発に携われるように努力しましょう。
なぜならば、IT業界に限りませんが、転職をする上で大切なのは実務経験だからです。
下流工程から上流工程の転職は難易度が高いです。
客先常駐SEは、下流工程を一度任せられてしまうと、なかなか抜け出せない負のスパイラルに陥りやすいので注意してください。
- 下流工程の仕事が多い。
- 下流工程を任せられると、なかなか抜け出せない。
- 転職では実務経験を重視される。
自分から上流工程に参画できるようにしなければ、ほぼずっと下流工程のままです。
この負のスパイラルになりやすいところも、客先常駐がやばいと言われる理由です。
客先・開発製品・スキルが変わりやすい
客先常駐SEは、会社都合により客先が変わりやすいです。
心機一転というようにポジティブに考えられれば良いですが、年齢が高くなるにつれて、デメリットがどんどん大きくなっていきます。
デメリットとして、
といった点が挙げられます。
若ければ、特に問題ないのですが、客先が変わるたびに客先のルールを覚えていくのは非常に大変ですよね。
最悪の場合、いままで学んできたスキルや製品知識が無駄になってしまう可能性もあります。
キャリアができてくると、客先から求められる期待値も高くなります。
そのため、違うスキルを求められたり、違う製品知識を求められたりした場合に、すぐに成果が出せないということになりかねません。
成果が出せない場合は、
といったことが起きてしまいます。
これは結果的に、年収ダウンにつながることになりますので、由々しき問題です。
客先が頻繁に変わるという点も、客先常駐がやばいと言われる原因の1つです。
客先常駐は全てがやばいわけではない
客先常駐がやばいという理由・問題点についてお話してきましたが、客先常駐SEのやばくない理由についても説明しておきましょう。
客先常駐SEはキャリアを形成する上では全くオススメできませんが、多少は良い点もあります。
ここでは、客先常駐の良い点について解説していきます。
プロジェクトの責任が少ない
客先常駐SEは、圧倒的にプロジェクトの責任が少ないです。
いってしまえば、プロジェクトが成功しようが失敗しようが関係ありません。
お客さんの指示のもとに作業を行うことが多いため、プロジェクトが失敗の危機に瀕したとしても、自分の評価が下がるとか年収が下がるとかいうことはありません。
ボーナスや昇給に直結することはありませんので、その点に関しては良いのかなと思います。
これは逆に言えば、自分が頑張ったとしても、ボーナスや昇給にすぐに繋がるわけではありませんので、十分に検討する必要があります。
これも人によっては、やばいと考える人がいてもおかしくはないかなと思います。
社内の雑務は少なめ
客先常駐SEは、家から客先に仕事しにいくわけですから、小さな社内業務はほとんど求められません。
社内業務とは以下のような業務です。
ある程度の自社開発企業では、社内業務は自分でやる必要があります。
なぜなら、自分の会社で働いているからですね(笑)
客先常駐SEは、客先で働いているので、むしろ購買や社内雑務は契約範囲外になっていることのほうが多いです。
そのため、自分に与えられた開発業務・評価業務に専念することができるため、専門スキルに注力することができます。
個人的には、ほとんどメリットではあるんですが、知らないと損をする事柄もかなり多いです。
しかし、電話対応できない客先常駐SEもいたり、部品やライセンスの購買をしたことがない人がいたりと、結構やばいんじゃないかなと思いますね。
メリットにもなりますが、デメリットにもなります。
客先常駐はやばいと思った方は・・・
客先常駐企業はやばいと思った方は、転職や退職を考えたほうが賢明でしょう。
さらに言うと、客先常駐企業に就職してはいけない方は以下のような方々です。
エンジニアの年齢次第では、客先常駐企業に就職してしまうと、やばい人生を歩むことになるので要注意です。
それでは、詳しく見ていきましょう。
若手エンジニアはやばいかも?
若手エンジニアの方は、客先常駐企業に就職しないほうが良いでしょう。
先ほどもいったように、客先常駐企業ではキャリアアップが大変難しいです。
特に下流工程を任せられた場合は、上流工程に参画するチャンスが少なく、自分が思い描いているエンジニアになることは至難の業です。
そもそも、若手ということは、それだけで大きな強みなんですよね。
若いというだけで強みがある。
客先常駐企業としては、年収も少なくスキルアップも早い若手エンジニアは喉から手が出るほど欲しい存在です。
しかし、これは客先常駐企業に限った話ではありません。
他の大手企業も欲しがるポテンシャルを秘めているため、まずは客先常駐企業以外の企業から就職先を見つけていきましょう。
その上で、客先常駐企業のやばい点を受け入れられるのであれば、検討してみることもありだと思います。
年配のエンジニアはやばいかも?
客先常駐企業に就職するとやばい年齢として、40歳前後からのエンジニアも全くオススメしません。
客先常駐企業に入社してしまうと、下流工程だけを任せられることになるため、経歴が汚れてしまう可能性が高いです。
そもそも40歳前後に求められるスキルはマネジメントスキルや高度な専門スキルです。
一般的な企業では、40歳前後のエンジニアには、部下を持ち、プロジェクトをまとめあげていくような人材が求められます。
- 高度な専門スキル
- マネジメントスキル
- プロジェクトをまとめあげるスキル
客先常駐企業では、これらのスキルは身に付けることは不可能です。
年齢的にも、転職が難しくなっていく年代ではありますが、安易な客先常駐企業への転職はオススメできません。
まとめ
今回の記事では、客先常駐がやばいと言われる理由についてお話してきました。
やばいと言われる理由はこの3つです。
客先常駐企業が全てやばいと言っているわけではないですし、メリットも多少あることは事実です。
ただし、以下の方々が就職することは要検討が必要だと感じます。
客先常駐企業にも良い企業は残っていると思いますが、働き方として自分が疑問を持つようであれば、遅かれ早かれ転職をすることになると思います。
客先常駐企業では退職することも難しいことが多いです。
退職のタイミングが難しいのであれば、退職代行サービスの【退職代行ガーディアン】などもアリだと思います。
客先常駐がやばいという話を鵜呑みにせず、自分で判断して転職・退職を決めることが大切です。
客先常駐企業を避けるために、転職エージェントを活用すべき
客先常駐企業に転職したくない場合は、転職エージェントの活用は必須です。
転職エージェントに登録されている企業は、明らかにやばい客先常駐企業が少ないです。
転職エージェントは、転職させた方が半年~1年以内に辞職してしまった場合に、報酬が少なるシステムがあるからです。
そのため、エージェントの方も、なるべくやばい客先常駐企業を排除していっている傾向があります。
退職が難しいようであれば、第三者の力を借りることもありです。
【退職代行ガーディアン】のような大手の退職代行サービスを使ってのは全然アリですね。
私は、今のところ転職する予定はないですが、転職サイト「リクナビNEXT」にも登録しています。
転職がいつでもできるように準備しておくことも大切です。
また、仕事しながら転職する場合は、転職エージェントを使ったほうが効率的です。
最後に、オススメの転職エージェントを紹介しておきます。
リクルートエージェント
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