- 客先常駐SEの年代別の年収
- 客先常駐SEのボーナス事情
- 客先常駐SEの昇給
客先常駐SEの年収は実際どうなの?
客先常駐SEの年収は気になりますよね。
このような不安を持っている客先常駐SEは多いですよね。
しかし、年収や給料に関することは、同僚や友人に話しづらい内容であり、不安をずっと抱えたままの人も少なくありません。
そこで、今回は客先常駐SEの年収事情について詳しく解説していきます。
業界全体の話や底辺からの脱出方法も話もありますので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
客先常駐SEの年収と給料について
それでは、早速ですが客先常駐SEの年数別の年収目安についてお話します。
ズバッと言いますと、客先常駐SEは一般的なエンジニアやプログラマーよりは年収が少ないです。
年代と年収の目安はこちらの表です。
(地方と都市部によって、年収のボリュームゾーンは大きく異なります。)
社歴 | 年収 |
---|---|
新卒(1年目~2年目) | 240万~280万 |
3年目~6年目 | 270万~370万 |
7年目~15年目 | 320万~450万 |
15年目~25年目 | 370万~500万 |
25年目~ | クビの可能性有り |
それぞれの年代別に詳しく見ていきましょう。
新卒(1年目~2年目)の客先常駐SEの年収
新卒の年収は、240万~280万が相場です。
客先常駐SEは研修期間が少ないため、基本的にはすぐに客先で働くことになる可能性が高いです。
そのため、残業代などを考慮すれば、他の新卒社員より多めにもらえることもなくはないです。
しかし、すぐに客先が決まらない場合は、待機期間となるため給料が8割ほどに抑えられることが多いので、十分注意が必要だと思います。
また、他の大手企業でも新卒はボーナスが寸志になることも多いので、他の企業と大きく差を感じない時期でもあります。
3年目~6年目の客先常駐SEの年収
3年目~6年目の年収の相場は、270万~370万です。
ある程度の経験を積んできて、仕事も一人で任されることも多くなるころだと思います。
客先常駐SEの多くは、この3年目~6年目で転職や退職を決意します。
また、年収だけでなく、会社の体制や働き方にも将来の不安や疑問を抱き始める頃です。
客先常駐SEの将来性については、こちらの記事に書きました。詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
>>【必見】客先常駐SEに将来性はあるのか? | 客先常駐SEの不安を解説
大学時代の友人と飲み会などをすると、他企業のボーナスに驚かれることも少なくありません。
客先常駐SEはボーナスが少なく、代わりに残業代で稼いでいる人が多いんですよね。
7年目~15年目の客先常駐SEの年収
7年目~15年目の年収の相場は、320万~450万です。
この年代からは、人によっては昇格をすることで、部下を持ちリーダーになる人も増えてくるころでしょう。
そのため、年収幅がもっとも幅広い年代になります。
しかし、年収450万以上は極めて難しく、ほとんどの人は400万前半になってしまうと思います。
中には、驚異的な残業代で稼ぐ人もいると思いますが、個人的にはオススメしません。
理由はこの2つです。
体には確実に疲労が蓄積していくため、あまり無理をしすぎるのは良くないでしょう。
また、この年代になりますと、客先がころころ変わるということも経験し始める頃です。
今までは評価されていたけれど、客先が変わることで、扱う開発製品やスキルが違うと、また新たに覚えなおす必要があります。
年齢的には30歳を過ぎている頃ですので、お客さんからするとコスパが悪い社員ということになってしまい、自社待機社員もチラホラ…。
15年目~25年目の客先常駐SEの年収
15年目~25年目の年収の相場は、370万~500万です。
15年目以上になりますと、年収は遂に頭打ちになります。
年齢的には40歳~50歳近くになっているわけですから、家族や家のローンなどで収入的には足りないと感じてしまうことでしょう。
みなさんがよく勘違いすることとして、
といったことです。
管理職になっても客先常駐することは当たり前にあります。
また、お客さんからすると、エンジニアの社内の役職は関係なく、スキルや経歴を重視して即戦力かどうかが判断基準になっています。
あと、役職手当等で年収500万に到達する人もいると思いますが、多くは年収400万前後であることも覚悟してください。
そもそも、この年代の客先常駐SEの数が絶対的に少ないので、あまり参考にならないかもしれません。
25年目以降の客先常駐SEの年収
25年目以降の年収の相場は、、、残念ながらクビになっている可能性のほうが高いです。
年齢では50歳前後ですので、お客さんはが欲しがることはありません。
特に新しい技術が求められる前線では、覚えがどうしても悪い年配の方は敬遠されます。
社内待機になってしまいますと、居心地が悪くてほとんどの社員が辞めていきます。実質的なクビです。
客先常駐SEはボーナスをどれくらいもらえるのか?
ボーナスは年収を決める上で重要な要素です。
月給は同じでも、ボーナスがあるとないとでは、年収が100万以上違うということは普通にあります。
客先常駐SEのボーナスについてですが、残念ながらボーナスは全く期待しないほうが良いでしょう。
ボーナスがない、という客先常駐SEがほとんどではないでしょうか。
また、社内待機などが発生した場合は、社内評価はかなり下がってしまうため、ボーナスがあったとしても下がることになってしまいます。
そもそもとして、客先常駐企業は社員にボーナスを払いたくありません。
理由としては、客先常駐企業は根本的にめちゃくちゃ業績が良くなるなんてことは簡単にありません。
薄利多売ビジネスですので、コツコツと多くの社員を客先に派遣することで利益を上げています。
ボーナスだからといって、お客さんが客先常駐企業にお金を割り増しで払うということも当然ありません。
ビジネスを理解していれば、ボーナスがないというのは別になんら不思議ではないですよね。
客先常駐SEの昇給は?
客先常駐SEの昇給についても解説していきます。
年収が低いことは分かりました。
それでは、どのように年収を上げていけば良いのでしょうか?
客先常駐SEの多くは、会社の昇給制度について正しく理解していません。
なぜならば、そもそも「昇給制度が整備されていない」からなんですよね。
昇給制度が整備されていないのは、
といった可能性が高いです。
客先常駐企業の中には、意図的に昇給制度を教えていない会社も少なくありません。
健全な企業であれば、昇給制度を周知して、社員にはどんどんスキルアップしていってほしいはずなんですよね…。
日本の社会では、一度給料を上げてしまうと下げることが難しいため、給料はできるだけ上げたくないんですよね。
とにかく、客先常駐企業で昇給を狙うのは非常に難しいことを覚えておいてください。
まとめ
今回は、客先常駐SEの年収について詳しく解説しました。
まとめますと、客先常駐SEの年収は、
- 客先常駐SEの年収は低い
- 客先常駐企業のボーナスは少なく、なしの企業も多い
- 客先常駐SEの昇給は難しい
客先常駐企業は、こういった給料・年収事情は隠す傾向にあります。
バレてしまうと、どんどん転職されてしまうので、絶対に社員に教えたくないですよね。
客先常駐企業からは、すぐに転職することをオススメします。
退職が難しいようであれば、第三者の力を借りることもありです。
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私は、今のところ転職する予定はないですが、転職サイト「リクナビNEXT」にも登録しています。
転職がいつでもできるように準備しておくことも大切です。
また、仕事しながら転職する場合は、転職エージェントを使ったほうが効率的です。
最後に、オススメの転職エージェントを紹介しておきます。
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